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執筆者の写真hasshin kitchen

"母の日”おめでとう。“母の日”ありがとう。

今日、5月10日は母の日。 私は母になって14年目。 Time fliesという言葉がぴったり、 第1子を生んだ日から、月日はびゅーーーんと。 この前母親になったと思ったのに、今や思春期女子を抱える母に。 これからどれだけ加速していくのやら…(笑)。

 

つい先日、ご自宅での出産に立ち会い撮影させてもらう機会があった。 その夜は、まんまるお月さま。   予定日までまだ2週間以上あったから、まだまだかな・・・ でもどうかなー?と妊婦さんのことを思い出していた。 そしたらその5時間後に連絡。 ぼんやりした“もしかして”が当たったのだ。 (ビール飲んでなくてよかった~)

 

第3子の出産。 静かに進む陣痛。   見守る家族、 時間の経過とともに、 子どもたちは母のそばで眠りについた。 静かに布団に横たわる妊婦さんは、とても穏やかに見える。 が、確実にお産は進んでいた。 降りてくる赤ちゃんを感じ、 強くなる痛みを全身で感じている。 五感が研ぎ澄まされているように見える。 そばには介助をする助産師さん2人。 何気ない世間話をしながら、 妊婦さんと赤ちゃんのペースにしっかりと寄り添っていた。

 

時がきた。   父が子どもたちを起こす。 兄はパッと目が覚め、少し不安そうな表情で赤ちゃんの誕生を見守り続けた。 妹は目が覚めた瞬間に目の前の母の胸の上に赤ちゃんが見えて、一瞬何が起こっているのかわからない様子。 次第に目が覚め、赤ちゃんに視線がくぎ付けになった。   命の誕生をしっかり見守った父は、やさしい目で母子をみつめていた。 自分の出産を成し遂げた母は、すがすがしい表情で赤ちゃんをやさしく抱っこしていた。 部屋中が何とも言えない幸せな空気に包まれた。



 

赤ちゃんの生まれる力、 母の産む力、 両方の力とタイミング、 そして奇跡が重なる“命の誕生”。 この大切な時間は、日常の中にある。 当たり前のようだけど、なかなか実感するのが難しい今、 より貴重で、より深くて、ものすごくあたたかい時間だと感じた。 お母さん、 改めて出産おめでとう。


そして世界中のお母さんへ、 ”お母さんおめでとう”  ”お母さんありがとう”

 

この記事を書いた人  魚がさばけるカメラマン Mika mh-photoworks主宰 “出産から葬儀まで”、女性のライフステージに寄り添いながら写真を撮る(2016年より毎年写真展開催)。現在は地元の道の駅で魚をさばく仕事もしつつ、フリーランスのカメラマン、ライター、フードスタイリング分野、発信キッチン編集長としても活動中。 私生活では転勤族の妻として山口、東京、オーストラリアと転々とし、2017年12月に東京から上関へUターン。趣味はキャンプと旅と魚をさばくこと。三姉妹の母として子育て奮闘中。

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